Solidityの基本中の基本であるcontract句について解説します。
そもそもcontractとは?
ご存知の通り、contract(コントラクト)とは、「スマートコントラクト」のことを指します。
スマートコントラクトですが、“ブロックチェーン上における、処理を自動的に執行する契約”が記述されたプログラムとなります。
ユーザーから呼び出しが行われると、contract内に書かれた処理が自動的に実行されます。
contractの文法
contractにおける、細かい文法についても記します。
contract名とファイル名は一致させる
Solidityのスタイルガイドライン上、contract名とファイル名を一致させることが推奨されます。
contractの命名にはCapWordsスタイルを用いる
スタイルガイドライン上、contractの命名にはCapWordsスタイル(各単語の頭文字を大文字にする)を用いることが推奨されます。
// SPDX-License-Identifier: MIT
pragma solidity ^0.8.17;
contract SampleContract {
}
1つのソースファイル上に複数のcontractを定義できる
contract句は、1つのソースファイル上に1つだけでなく、複数定義することもできます。
ただ、コーディング規約の都合上、1ファイル1コントラクトという運用をすることが多いです。
// SPDX-License-Identifier: MIT
pragma solidity ^0.8.17;
contract SampleContract1 {
}
contract SampleContract2 {
}
contract SampleContract3 {
}
contractの定義同士には2行の空白行を設ける
スタイルガイドライン上、contractの定義同士には2行の空白行を設けることが推奨されます。
// SPDX-License-Identifier: MIT
pragma solidity ^0.8.17;
contract SampleContract1 {
}
contract SampleContract2 {
}
Solidityのコードを書く上で必ず記述するcontract句について改めて復習しました。ご存知の内容も多かったかもしれませんが、少しでも新しい学びがあれば嬉しいです。